R.surferのレザー商品は、ビジネスシーンで使用することを前提に作られたため、上品で高級感ある仕上がりとなっております。さりげなく、しかしこだわりある良いものを携帯するといったイメージです。ちょっとした会話の中で、神戸牛レザーという驚きを周囲に与えるかもしれません。
命を紡ぐ、そんな意識ある人生をR.surferと共に。
食肉加工の副産物である革は、いただいた命を余すことなく活かす取り組みです。元々生き物なので水分量が多くて燃えにくく、また莫大なエネルギーもかかります。したがって廃棄や焼却処理をするよりも、余った皮を革製品にする方が合理的なのです。革はライフサイクルが非常に長い製品です。しっかりメンテナンスをすると10年20年と使え、また育てる楽しみもあり、意味のあるエコなのです。
時間経過で原皮の繊維構造が朽ちてバラバラになってしまうところに橋を架ける、いわゆる『鞣し』によって皮が革となります。防腐処理、脂分の除去、特に神戸ビーフは上質な油が多く、また食品としての価値が高いため余す皮が少ないという希少性があるのです。なお、そぎ落とされた脂分は蛋白質として薬や化粧品など工業用など別の用途で生かされます。
毛根を除去し、分割カット、厚み調整、乾燥、塗装や加工などを施し、クライアントの求めるレザーとなっていきます。R.surferのレザーは型押しせず人の手で揉み、自然の風合いをもった皺を刻んでいます。あがってきたレザーは、商品の形状によって漉きを施し、コバ塗などを手作業で進めていく。特に張り合わせや縫いなどでは皺が寄るので難しい。こうして仕上がるのがレザー商品です。